嫁姑克服女子の天砂美佳(あまさみか)
です。
魔法のようなNLP。まだまだいろいろな
方法があるのです。
そんな中で、私がよく使っている
「バックトラック」
という方法をお伝えしましょう。
「バックトラック」というのは、相手
が言う言葉をそのまま言うこと、
「おうむ返し」という日本語がぴったり
ですね。
この「バックトラック」を学んだとき、
かつて私の知り合いで、この技を使って
いた人のことを思い出しました。
彼女がNLPを学んでいたかどうかは定か
ではありませんが、確かに彼女の使った
「バックトラック」は印象的でした。
彼女は見るからに包容力のある女性で、
彼女と話していると、私の言葉をそのまま
言うときがありました。
「ええ~『〇〇〇〇』なの?」
そうなの、『〇〇〇〇』なのね。」
と『〇〇〇〇』が私の言葉そのままの感じで
いうだけなのですが、不思議と私には
「あなたの言葉受け入れるよ」
というメッセージに聞こえたんですね。
それが私の彼女に対する「包容力」に
繋がるのではないかと思います。
彼女のご両親は和菓子屋さんを営んでいた
と言っていたので、親御さんの日々の接客や
お店を営む日常から学んだのかもしれない
ですし、NLPを学んだかもしれません。
私の言葉をおうむ返しする姿に、非常に
心地がよかったのを覚えています。
相手が言う言葉をそのまま返す。
そうすることで相手の思いや感情も受ける
という姿勢ですよね。それが伝わるのが
「バックトラック」という手法です。
簡単でしょう?
相手の言葉をそのままいうだけ。
しかもそれが相手にとって「受け止められた」
と思うならやったほうがいいですよね。
ただ、ご注意あれ。
「バックトラック」を知っている人に対し
使う時には気を付けたほうが良いと思います。
なぜかというと、私がNLPを学びだし、
学ぶ仲間同士で話をしていた時に、
3人くらいに立て続けに「バックトラック」
攻め(?)にされたんですね。
結果私はどう思ったか?
相手は私にとって良かれと思ったと思います。
でも私にとっては
「バックトラックしてあげたわよ」
としか受け取れなかったんですね。。。
ちょっと自分でも揚げ足取りな感じもして
本人たちには文句言いませんでしたが、
モヤモヤした気持ちが残ることになり
ました。
心理学などを学んでいないご家族に対して
だったら問題ないかもしれません。
あなたの家族に使うには全然問題ないと
思いますが、
心理学を学んでいたりするご家族だったら
気を付けてあげて下さい。変な怪訝そうな
表情をしていたり、返答に言いよどんで
いたりしたら、
「バックトラックしてあげたわよ」
の気持ちが伝わってしまうかも。
怖がらせてどうするの、という感じですが、
でも何事も経験ということもあるので、
心理学を知らないご家族ならとにかく
使ってみることで、
「受け入れてもらえた~」
という気持ちが残る方がお得じゃないかな
と思います。
これはNLPを学ぶ中には出てこなかった
ことで、私が独自にNLPの「バックトラック」
の使い方を編み出した感じです。
ご自分に使うのもありです。
何か考えていて、「この人嫌い」と
瞬間的に思った時、
「この人嫌いなのね。」
と自分に言ってみる。
そうすると、客観的にみられるように
なって視点が変わったりします。
感情的に「嫌だ!」と思ってしまうと、
どうしてもそこに焦点が絞られて、
結果的にその嫌な所しか見えなくなります。
その時に、自分に「バックトラック」
してみて下さい。私はむしろ人に使う
より自分に使っていることが多いかも
しれないです。
そして、ある時から義母のしたことに
対して「文句や愚痴」をいうのではなく
ただ一人、文句を言えた母に対しても
「事実を伝える」
ことに心を傾けてみました。
そうすると、自分の感情を抜きにして、
事実を伝えようとすると、まず、自分に
「バックトラック」してみて
「今、私イラついている?」
と自分に自分で気づくことができ、人に
伝えるときも感情的にわかってもらう
のではなく、事実をわかってもらおうと
努力し始めたように思います。
NLPの手法は手法ですが、どんな時に
どう使うかはその人次第です。
是非「バックトラック」使ってみて下さい。