9. 感情のタイプ~犬猫タイプ
タイプの説明
6つの感情の欲求のうちの4つの基本
感情がありました。
覚えていますか?
その4つの感情はそれぞれ縦に対立
しやすく、横に対立しやすいという
構造になっているということでした。
不安定感と安定感の対立は、どちら
かというと家の外で起こりやすいかも
しれないです。
家にいるときは大体安心していられ、
安心できない外の環境に行くことが
辛くてなかなか外に出られなくなる
ということが多いからです。
ただ、この安心安全であるべき家が
不安定であることもあります。
親子で理解できずケンカばかりの時や
親からの虐待を受ける子供たちや
ヤングケアラーの子供たちや
嫁姑で関係がこじれてしまうとき
そんな家の中での不安定感を抱えて
しまった場合は、どこにも安定感を
覚えることができず、家の片隅で
縮こまるか、逆に家出をして、家の
他に居場所を求めるということに
なっていくと思います。
またそういう場合は深刻で、別の
欲求である「愛、つながり」の感情
も満たされないので、そこも満たす
ために居場所を探さざるを得ないと
いう状況になります。
そうやって見ると、人間の行動は
感情によって引き起こされていると
いうことがよくわかると思います。
そんな、行動を促す感情をベース
に作られたのがこの感情のタイプ分け
になります。
先ほどの4つのハートの図を思い出し
てみて下さい。
それと紫とベージュの図を突き合わせ
てみると、、、
感性行動型=不安定感
管理計画型=安定感
人間感動型=愛、つながり
論理分析型=重要感
が対応していると思います。この感情
によるタイプはもう一つ、外交的で
人恋しがりの「犬」2タイプと内向的
で一人が好きな「猫」2タイプに分類
されます。
あわせて4タイプですね。
そのタイプを人懐こい犬で、
トイプードルは割と感覚で動く
タイプ。
「感性行動型」と「人間感動型」
を持ち合わせます。
バーナード犬は救助犬のように
人に働きかける頼れるタイプ。
「管理計画型」と「人間感動型」
を持ち合わせます。
そして一人が好きな猫タイプ
シャムネコのシャミーは
感覚で動くタイプ。
「感性行動型」と「論理分析型」
を持ち合わせます。
最後に一人が好きな猫でも、
動かない猫の招き猫タイプ。
「管理計画型」と「論理分析型」
を持ち合わせます。
そうやってそれぞれのタイプは
感情と行動のタイプを半分ずつ
持ち合わせているため、求める
感情がある程度決まってくるところ
があります。
そうなることで、感情からくる行動
が決まってくるので、必然的に
「ぴったり合う職業」
がわかってきたりするのです。
その感情に合う職業なので、無理
しなくてもぴったりしっくりくる
というのが特徴です。
なので、私は、中学生や高校生の
お子さんにやってみると、将来的に
どんな職業に就くかある程度把握
できるのではないかと思って、学校
の先生方にお勧めさせていただくこと
も多いです。
そんな「適正職業」のための羅針盤
としても使っていただけると嬉しい
です。
またどんな特徴があるかについては
次回最終回でお伝えしますね。