5. 相手の立場を理解するとは?
3年前にアンソニーロビンズのコーチング
メソッドに出会い、目から鱗が剥がれ落ちた
気がしました。
今、いろいろ振り返ってみると、もっと早く
アンソニーのコーチングメソッドに出会って
いたら、精神的にも追い込まれない暮らし
をしていたかもしれませんね。
20年、目が見えない状態で、手探りでここ
まで来たように思いますが、そのとき、
アンソニーのようなコーチがいたら、
もっと確実に、スピーディーに私を取り巻く
環境を変えることができたかもしれません。
そもそも、「自分」がどういう人間かもよく
わからなかったところがあって、人生の
物差しのようなものがなくて、探していた
所がありますし、そういう物差しが自分の
中にあることで、相手がもっている物差し
もはかることもできると思うのです。
それって、人間関係にとって欠かせない
知識ですよね。でもそんな大切なこと
なのに学校では全然教えてくれない。
この欲求をベースに4分割している
タイプ分け診断
を自分にしてみようと思いました!
これで言うと、私は義母と「仲良しになる
方法を模索した」のですが、義母は多分
最初は私と仲良くなる方法を模索していた
のだと思います。
でも、認知症をどこで発症したのか不明
ですが、ゆっくりゆっくり進行する中で、
「この嫁は泥棒」
と思い込んで、
「嫁にバカにされてはいけない」
と思ったのではないでしょうか。
でも、私も必死だし、義母も必死で、
互いに相手のことを考える余裕はなく、
「相手のことを考える」なんてことは
それ自体が「負け」だと思っていました。
私は「愛、つながり」を求めようとし、
義母は「重要感」という反対側を求める。
また、私が「重要感」を求めているが、
義母が「愛、つながり」を求める。
そうすると互いに反対側を求めてしまう
ので、まったくというほど意見が合わなく
なってしまうのですね。
これって、客観的に引いてみれば、まあ
わかるけれど、自分で必死になるとまず
見えないところです。
私はまだ「嫁」の立場で、「姑」になって
いないので実感ではなく推測ですが、
嫁姑という「息子をとられた寂しさ」
というのは、嫁というより姑側の課題に
なるのだと思います。
人間の成長には段階があると思います。
【ステップ1】
そもそも姑も嫁だったことがあるわけだから、
「嫁」という段階は、独身から一歩すすんだ
所にある、課題。
【ステップ2】
そして、「母」になってより強くならないと!
という課題。
【ステップ3】
最後に「姑」という最終段階の課題。
「姑」は相手の嫌な所や、受け入れたく
ないようなことを柔軟に受け止める必要
がある立場だと思います。
同じように、会社のような組織だと
こんな感じですよね。
【ステップ1】
組織に、新人として入ったとき。
右も左もわからず、先輩や上司に教えを
乞う状態。
【ステップ2】
それからグループのリーダーになるとき。
リーダーとして後輩の面倒を見ながら、
上司の指示にも従う状態。
【ステップ3】
さらに、課長、部長と昇進し、束ねる
人員が増えてきて、責任も大きくなる状態。
そうやって、束ねる立場、リーダーの立場
だからこそ「柔軟性」が必要になります。
実は「姑」はそういうリーダーの立場と似て
いると思うのです。
これはうちの義母は理解していないかも
しれません。
義母をディスる気持ちはないのです。
いろいろな意味で学び成長させてもらう
事が出来て感謝の気持ちです。
でも、「姑」という立場で「重要感」を追求
してしまうと、絶対的にその周りの人たち
は居心地が悪くなります。
居心地が悪い人たちというのは、嫌で
逃げて行ってしまう、離れてしまう
人も多いです。
嫁がそうやって「嫌になったら。。。」
別居
離婚
どちらかですよね、普通。
だからいてくれる「嫁」はどんな「嫁」
であっても感謝であり、感謝できた人
がその「姑」課題がクリアできた人と
言えるのかもしれません。
人生の困惑が自分にとっての課題だと
はっきり見えた人は、解決方法も見えて
来ると思います。
そうしたら、人生は山谷ありますが、
成長していくための貴重な修練の場に
変わり、自分の変化を楽しんでいける
のではないでしょうか?