前回は「DCスタイル」を自分と同様に離れられない相手にも使うことで心がすっきりすることがあるとお伝えしました。

そもそも私が結婚と同時に同居を決めた原点は何かをお伝えすることで、理解を深めていただきたいと思います。

独身のころ、両親と暮らしていましたが、父と母の仲は良いとは言えず、私の10代のころは毎日ケンカが絶えず、互いに互いの意見や考えを認めない状態が続き、父からも母からも、相手の悪口を聞かされるという毎日でした。

母は割と自由な人で、母のお姑さんには「会わない」と決めたらしく、父の実家に行くときには私と妹だけが連れていかれました。そんな母の決意にも疑問を感じていました。

「なぜそんなに嫌な人と一緒にいないといけないのだろう?義理の家族というのは何なのだろう?」

まず結婚ということに疑問を抱きました。

「そんなに嫌なら一緒にいないほうが互いに幸せなのではないだろうか?」

この疑問がその後の私の進む道を決めたと言っても過言ではないかもしれません。今だったらそんな母に、我慢をしないで心を軽くする方法を伝えられるかもしれない」と思いますが、その時は、なすすべもなかったです。

母はその後私も妹も結婚して家を出ましたが、その後15年ほど父と暮らしたある日、熱中症で自宅マンションで亡くなりました。

結局母には伝えられなかったのですが、私が学ぼうとしてきたことは、人間関係からいかに心を軽くするかということについてであり、きっかけをくれたのは母だったと思います。

母を悪く言うつもりはないのですが、母のように「我慢する」ということを自分に強いるために「がまん」という言葉を100個くらい書いて枕に強いていたのだと思いますが、それはかえって逆効果なのです。

「がまんする」ということを自分に強いてしまうと結局「我慢すること」に全神経が集中してしまいます。そうすると他に楽しいことがあったとしても、気付くことなく「自分は我慢しないといけない」ということに当てはめようと思います。


そうすると例えば「我慢できない」自分がいると我慢できていないことで自分に罪悪感を感じるということも出てきますし、我慢するということで、相手に本当に言いたいことを言わないし言えないことで、不満が溜り、その不満にまた全神経が集中し、我慢できない自分に対して罪悪感を感じます。

それは脳みその構造が原因になっているので、逃れられません。そういう場合は、まずは自分の気持ちを整理するところから入るのが一番良いです。相手に恨みつらみを感じる気持ちがとても強いと思いますが、実は、自分の気持ちをしっかり認めていないから恨みの気持ちが出てきているということもあるのです。

自分の気持ちを書き出すということをしてみて下さいね。そしてその気持ちを客観視するということがとても良いです。自分の気持ちを書き出すだけでも気持ちが楽になるのでやってみて下さいね。

それから相手との関係を考えてみるということができると思います。これはしっかりトレーニングを積んだコーチやカウンセラーと一緒にやっていくことをお勧めします。

私もお手伝いできますので、もしよかったら下のお問い合わせからご連絡くださいね。

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