嫁姑克服女子の天砂美佳（あまさみか）
です。
そして今回はまたまた私が実際に家で
よく使っていた方法のご紹介です。
いくつも魔法のような方法がある中で、
「フレーミング」という方法がまた
優れものなんです。
フレーミングというのは、フレーム
（frame、枠）という意味からきていて
「枠付けする」というニュアンスです。
フレーミングには下記3つの方法が
あります。
リフレーミング：起こった現象について
あとから意味づけをすること
プリフレーミング：何か今後起こること
について事前に解説し、受け取る側が
受け取りやすい状況をつくること
デフレーミング：起こった現象を基に
して枠になる思いこみや考えを消し
去ること
この３つのフレーミングで私の場合は
リフレーミングをよく使いました。
さて、今回は一番わかりやすくて、すぐ
にでも使えるリフレーミングについて
お伝えしようと思います。
私が師匠から言われた言葉で印象的
なのが「人間万事塞翁が馬」です。
じんかんばんじさいおうがうま
と読むのですが、良かったらググって
みて下さい。かな～り要約すると、
こんな感じです。
いい事があっても結果として悪い事
につながる
悪いと思えることがあっても結果と
して良いことにつながる
つまり、その時、自分にとって都合が
悪かったり、精神的に苦しい思いを
したりと人間が生きているといろいろ
あるものです。
そういったネガティブに見える現象も
もしかしたらあなたが成長するために
与えられた最高のレッスンかもしれ
ないのです。
物事や現象はニュートラルです。
本来、良い事でも悪い事でもないのです。
だから見方を誤るともったいないのです。
そして同じ場所に居ても、同じ現象を
みても人によって見方が違うことって
ないでしょうか？
20年ほど前に行った同窓会。でも、
友人A子と私では
「これすごい思い出だよね！？」
の「思い出」が違う。。。
しかも、A子最大の思い出を私は
全然覚えていないし、私の最大の
思い出をA子は覚えていない。。。
なんてことが、ままありますよね。
同じ物事を見ても、感じ方は千差万別
だったりします。ただ、善悪の判断基準
はこの世に生まれた以上、ある程度
ルールが決まっていると思います。
そのルールにあわせても、どこを見て、
何を感じるかは人によって違うという
ところがあるのだということです。
私的リフレーミング
私が義母とのやり取りの中で、
義母が認知症のせいで一部記憶をなくし
私は何も取っていないのに「嫁が盗った」
と思われることが本当に多かったです。
最初は嫁姑で憎まれていると思って
いました。まあ、そういう側面もあった
かもしれませんよね。
でもリフレーミングを知ってから、義母の
行いをあとから意味づけしなおしました。
なんども意味づけしてみて、義母に対し、
いろいろなアプローチをしてみました。
それで導き出した答えが
「義母は認知症患者だから自分の記憶
と現実が不一致であることの意味づけ
をしているのだ」
ということでした。
自分の記憶ではあるはずなのに、現実
に目の前には無い状態だというのです。
どういう商品か、わかった時は、買って
きてそれを渡したこともあるし、
義母が娘に「欲しい？」と言って渡した
ものを義母が忘れて「娘（孫）が盗った」
というときもありました。
そうやってわかるときは実際にある
モノを「これですか？」といって
理解をしてもらう説明をして渡して
みました。
その結果、義母は私を泥棒に仕立てたい
のではなく、自分の中で記憶と自分の
目の前の現実でつじつまが合わなくて
意味が分からなくて怖かっのだという
ことがわかったのです。
そうわかっても常に泥棒呼ばわりされると
腹は立ちますけどね。
怖いけど誰にも言えないし、自分の脳が
壊れていくような感覚だったのでは
ないかと推察します。
それって怖い事ですよね。「泥棒」
と言われることは腹立たしいけれど、
その現象に一喜一憂するのではなく、
その動作、その状況の奥にある意味を
理解できたのだと思います。
だから、現象を正しくリフレーミング
して、現象の裏にある意味がわかったら、
日常から学び、日常がレッスンになる
最高の学びの場を自分で作り出す
事ができるんだと思いました。
だから私はリフレーミングによって
救われたと思っています。
そして一歩進めて言うと、別居したと
しても、離婚したとしても、その先に
また同じ問題があり、そこを乗り越えず
には人生の問題解決にならない、と
いうことなのではないかと思いました。
まあ、これは私の場合なので、誰にも
当てはまることではないかもしれません。
でもあなたにとって何か気づきがある
かもしれないので是非リフレーミング
使ってみて下さいね。
