7. 頭と心と体に対応したタイプ分け

コミュニケーションを円滑するために
一番大切なことは、「相互理解」と
いうこと。

コミュニケーションというと、人との
やり取りを思い浮かべると思いますが、
私は、まずは自分とのコミュケーション
を考えるのが先決だと思います。

自分の頭で考えていることと、心で
感じていることが合致している、
または折り合いがついている状態だと
自分内部のコミュニケーションが
成り立っているということになります。

自分のことはさておいて、他人の問題
の解決をする、と言いますが、これは
自分が我慢する、自分に我慢を強いる
ということになり、「なんで私だけ」
というような気持ちが生まれます。

責任感の強い人ほど、「自分は後回し」
という状態を自ら作り出してしまいがち
です。

自分の中から始めましょう。
コミュニケーションは自分の内部と
自分の外部があり、通常目に見えるのが
自分の外部のコミュニケーションで、
自分と他人との対話です。

自分の中のコミュニケーションが合致
していて、頭で思うことと心で感じる
ことが一致している人は他人との対話も
スムーズなのです。

コミュニケーションは常に相手を理解
することなのですが、でも一番最初は
自分を理解することから始めないと
うまくいかないのです。

経験上本当にそう思います。ですので、
まずはご自分の理解をしないといけない
と思うのですが、自分のことを自分って
知らないということに気付くんですよね。

「私ってそういうところがあったんだ!」
そういう気づきって、人と接したときに
出てくるのが普通で、私もコーチングを
しているときによくクライアントさんが

「そんなこと言っていました?」
「そういえば私、そういいましたね!?」

と良くおっしゃってます(笑)

ですので、プロのコーチからコーチング
を受けることで自分を知ることができる
というのは言うまでもないのですが、
ここでは、シンプルなカタチで自分が
なんとなくわかるという指標をお伝え
していきますね。

「タイプ分け」
と呼ぶものなのですが、いろいろな
「タイプ分け」が世に存在します。

私も、自分を知りたくて、エニアグラム
やその他自己診断などをよくやりました。
それで思うのが、いろいろな診断がすべて
ではないということ。

やはり人間をタイプでグルーピングする
というのは無理があると思うのです。
逸脱する人もいて当然だし、全部が
全部グループに入るようなグループ分け
ができるかというとそうではないと
思っています。

でも、今必要なのは、「自分を知る指標」
でしたよね?
この「自分を知る指標」が自分にも他人
にも当てはまるとしたら???

同じ地図上のA地点にあなたがいて、
B地点にあの人がいる。
A地点のあなたからB地点のあの人は
直線距離にして〇キロメートル、北北西
の方向にいる。

そんな具合にあなたとあの人の立っている
ポジションがわかるのです。

「え、そんなにずれているの?」
「あれ、そんな風に考えているの?」

というような自分と同じ考えだったり
同じ感情でいるのではなく、むしろ
「この方向にこれだけずれているのだ」
とわかることが大切だと思うのです。

その指標になる地図や方角のわかる
コンパスのようなツールが「タイプ分け」
だと思ってください。

そうしたらあなたとあの気になるあの人
が地図上でどこにいるか、どのくらい
離れているか、またどのくらい近いか、
どの方角にずれているのか、なんて
わかってしまったら、コミュニケーション
がとりやすくなると思いませんか?

私は「タイプ分け」をそうやって使って
います。
義母に対してもそうやって使うようになり、
私と義母がどれだけ違うところにいるか、
考え方、感じ方が全くちがっているから
そういう風に言われたのね、
と思うようになったりしました。

またそれを夫と自分の距離だったり、
長女と自分の距離、次女と自分の距離、
三女と自分の距離、という感じで
一つ一つ地図上に載せて比べてみます。

そうすると、自分と必ずしも同じ考え
をしていないよね、というのがわかり、
タイプによっては心に刺さる言葉が
違ったりするんです。

もし「よかれ」と思って言う言葉が
全く相手に刺さらなかったら、相手は
聞く耳を持たないものです。
だから、あなたがいう言葉はその人に
届かない、つまりいうことを聞かない、
ということもあるのです。

また沢山褒めたつもりでも、あなたが
いう、その言葉はそのタイプの人には
「誉め言葉」として受け取られない、
ということだってあるのです。

「ええ~」

という感じですよね。言い方間違って
いるわけです。でもわかってもらえない
ということで非常にストレスを感じる
ことが激減したりする、ということを
身をもって感じたりしています。

まずは、すべての人をグルーピングする
という考え方ではなく、同じ地図の上に
あなたと他人を配置してみる。そして
配置して、どのくらいの距離でどの方向
にいるのかということを図るものだと
思っていただければと思います。

私自身、この学びが無かったら、義母
との関係が全く変わらなかったかも
しれませんし、いまだに嘆き悲しんで
いるかもしれません。

また子供との関係も同じです。子供の
気持ちも全然わからないとき、推察も
できないくらい何を聞いても言葉が
返って来ないときもありますから。

そして思春期になれば、親の思うよう
に答えてくれなかったり、言葉のやり取り
が難しい時期もありますよね。

でも、その子供たちのタイプが把握できて
いることで、同じ地図上でこの位置にいる
はずだから、おそらく〇〇だろう。

というような統計に基づく判断ができて
ストレスから解放されています。私自身、
「本当かな?」
と思って、沢山の人と話をし、この
「タイプ分け」という観点から人の行動
や反応を観察してきました。
おそらく、数百人とお話ししてきたと
思います。

その結果、このタイプ分けは感覚的に
正しいです。だいたい私が話した数百名
ではこのタイプ分け正しく機能して
いたんですよ。

すごくないですか?
日常でだれにでも使える指標になる。
これは日本人に限らずだということ
ですよ!

このタイプ分けで私は救われたと思い
ました♪

この記事を書いた人

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